皆さまこんにちは。田中真紀子でございます。
11年ぶりに永田町の土を踏みました。
まあなんか空気が相変わらず淀んでいるし、きな臭いし、なんか暗い感じがするなというのが第一印象でした。
で、こんな立派な…私初当選の時にはですね、古い議員会館だったんですけど、こんな立派な議員会館が出来て。
ま、議員にふさわしくないほど立派な議員会館ができてるなという風な印象も持ちました。
日本は大変なことになる
で、上田先生が今おっしゃってくださいましたけれども、私安倍内閣ができた頃からですね、これはちょっと日本危ない方向に行くかもしれないし、国際情勢も大変厳しくなってくるということの見通しもついていましたので。
あのこれ政治改革かなり具体的にやらなきゃいけないんじゃないかなとずっと思っていました。
で、その勉強会もいたしましたが、その前にですね、あの父が書きました、これ51年前に出版いたしました『日本列島改造論』。
これの復刻版を出すことにいたしました。
なぜかと申しますと、刊行してくださった日刊工業新聞の井水社長さんがですね、出しましょう出しましょう。世間から要求がありますよ。かなり希望がありますってお話があったんですが、もう今さら田中角栄でもなかろうと、私は思ってたんですけども。
この過去10年ぐらいの政治を見てまして。
与党とか野党とかって、政党の話じゃないんですね。
日本の政治、国民の政治に対する意識、投票率の低さ。
それから世界がこれだけ複雑に動いていて、その中で日本は立ちすくんでいるというかですね、はぐらかしばっかり言ってるんですよね、ハッキリ言うと。
これは大変なことになると思いまして、こちらからお願いをいたしまして、「日本列島改造論」、51年前の本を復刻いたしました、この春。
一昨日でしたか、販売担当者の方に聞きましたらば、当時は92万部か何かで、ベストセラーだったんですね。当時は大変な政治家の本として売上であった。
今現在はですよ。これだけ時間が経ってるのに、1か月に全国の書店から平均400部の注文が来てると。
間違いなく初版からいくと、ミリオンセラー100万部になるという話を聞きました。
それどういう事かって言いますと、政治にみんなが飢えてるってことです、国民が。
投票率が低いというよりかも、政治に期待できない。
それは困るんですよ。
私は本当に政治ってものは、すごいもんだと思って育ってきてるんです。
今もそう思ってます。
政治は一番チャレンジングでやりがいのある仕事だと思っています。
現実を夢に非常に近づけられるのは政治なんですよ。
夢を実現することもできるんですよ。
これが政治でしょう。
こんな素晴らしい職業ないと私は信じています。
であるにもかかわらず、どこの議員がどうだとか何とかがどうとかそんなこと言う気はないんですけれど。
とにかく意識がみんな下がってきて。
で、友達もあるいは何かの対談とかプロの方にお会いする時も、みんな聞くと、「もう政治はダメだ。期待できない」。
なぜかと言うと、「国会議員が面白くない」と。へなちょこばっかりだみたいなこと平気で言うわけですよ。
本来国会議員ってのは尊敬されてですね、みんなから憧れられるような存在でなきゃいけない。
政治家を志す人たちが、色んなルールも変わってきていますけど、やっぱり夢が無いんでしょうね。
天下国家に対する境地がないと言いますかね。
そういう人たちが平気で議員になってるということで私はおかしいと思ってますし。
その安倍(晋三)さん以降、彼も含めてですけど。
安倍さん同期だから私仲良しだったんですけれど。
客観的に見てですね、やっぱりもう人としてなんかこう全て終わってしまったというか、賞味期限が切れたと言いますかね。
そういう人たちが総理になり、閣僚になり、議員になってるんですよ。
活力が充実していて、やる気満々で、どんな批判があっても自分の夢は実現したいっていうような人たちがポストに就いていないってことなんです。
ま、言ってみればこないだも最近…ま、今日が一番ピークですね。
官房長官が大変なお金をなんか取ったとかなんとかって、もう毎回毎回そんな記事で。
今日は偶然ちょうどいいタイミングというか、世間が盛り上がっている時に偶然なったんですけど。
ずっと私1年間ずっと見て来ていて、なんか政治家、特にこの間1か月間に3人も副大臣がクビになりました。
消耗品じゃないですか。使い捨てですか?国会議員は。副大臣ですよ。
昨日も外務省の役人たちとご飯食べました。その前は会議長文部省の役人とご飯食べました。この後もまた若手と食べます。
みんな、なんであなた方そんな優秀なのに、役人になったのか?と聞くと、「僕は役人になる前に学者にもなれたし、研究者にもなれた。研究者にならずに役人になった理由は、僕の国家に対する思い、能力。それを全て反映してほしい。国民に還元したい。だから僕はなったんです」と。
どの役所の人も言うんですよ。
「今どう?」って言って。「ところで、今の文部大臣誰?」ってなると、「誰だっけ?」って言うんですよ。「外務大臣?今度女男…また女だよね?あ、女か」なんて言ってんですよ。
失礼な話じゃないですか。現職の役人たちですよ。ついこの間まで事務次官や局長やってた人がそういうこと言うんですよ。
それで役人が仕事しますか。
やっぱり、熱がなきゃダメなんです。熱がなければ。
で、そういう人を集めるためにはどうすればいいかという勉強会を国会図書館の議員閲覧室で主人や上田先生や他の知識人たちとずっと勉強会をしてきました。
国会議員がもらう様々なお金
歳費129万円+文通費(調査研究費)100万円(+役職手当30万円以上)(+外遊時の費用)
一番言いたいことはですね、今の国会議員たち。
この人達はいくらもらってるか知ってますか?皆さん。お給料。
ネットで今朝また確認しました。
衆議院議員が465人。参議院が248人。合計713人います。
歳費は129万4000円もらっています。月々。月ですよ。
他に、私の頃は文通費20万だったんですよ。40万になって議員辞めました。
今100万円もらってます。
調査研究費。何の調査やってんですか?
それだけの大金をですね、お給料とそれからその調査研究費で230万円もらってるんです。
プラス、プラスいいですか?
役職手当ってのも貰ってんですよ。役職手当。
私が大臣の時には…3回大臣いたしました。委員長も2回いたしました。
大臣の時、当時30万円もらいました。
今、もっとじゃないでしょうかね。
それから、外遊に行く時。
これ以上あんまり具体的に言うと、週刊誌が…堀田さんが喜ぶといけないから今言ったらアレですけどね。
堀田記者「あのダメですよ。週刊誌なんかもうね、全然売り上げがこんなですよ」
それあなたが悪いのよ。いい写真撮らないから。後で喋ろう。後で一杯飲もう。
堀田記者「人気の政治家がいないからね、本当にね」
そう。発信力がないから。命がけの人がいないからです。
自民党の派閥から氷代・餅代、外遊時100万円
本当に私ね、これを見てて。これだけのお金をもらって。
そして、盆暮れ、氷代、餅代っていうのは、自民党の時ですよ。幹事長からもらいましたよ。
※「氷代」「餅代」…日本の政治文化における派閥から議員に支給される既設手当で、夏は氷代、冬は餅代として活動資金に充てられてきました
それから、大臣で外遊する時にも官邸機密費からだと思いますけど、100万ずつ白い封筒で頂きまして、私返しました。
そしたら村山(富市)総理が…あの眉毛の総理が、「まきちゃん、あんた金が欲しがらん人だねえ」って言ってました。
欲しがらんじゃなくて、私は公費で大臣としてファーストクラスで勉強させてもらいに国際会議に行くのに、なんでそんなものもらわなきゃいけないのと。
「お土産代だ」って言ってました。
誰のお土産ですか。
で、私 私費でチョコレートボックスをある方にあげたら、ある総理経験者です、今になるとね。当時総理じゃなかったけど。
私の議席まで本会議場で来られて。
「まきちゃん、チョコレートありがとう」。「はい、どういたしまして」って言ったら、「札束がギッシリ入ってると思って。なんだあれ」って言ったんですよ。
これ自民党の議員。
全部私日記に書いてます。
それから氷代餅代の時にね、幹事長が議員を呼んで。
今もやってるでしょ?自民党。どうですか、自民党の議員様いませんか。
ちゃんとくれるんです。
で、幹事長に名前を呼ばれて行く。
「田中真紀子君」。
入っていくと、封筒ポンと置いて。
「あ、まきちゃん。これあんた金足りないだろうから。俺が貰っとくよ」なんて言うんですよ。
「は?」って私言ったんですけど。
だからさっき言った文通費だとか歳費の他に、国会議員ってお金いっぱい貰ってんです。
問題は出の問題でしょ。
先日のテレビを見てましたら、評論家が「政治には金がかかるんですよ」って言ってましたから。
「バカ。お前みたいな評論家やってるから、たかりじゃないか」って私思って見てましたけども。
おかしいですよ。
政治になんでお金がかかるか?
①野党対策
なんでお金がかかるか言いましょうか。
党から言ったらね。やっぱり野党対策。国債使ってんですよ。現金かどうか見てないから知らないけど。やってます。
派閥。各派閥。自民党で言えばね。野党もそうかもしれない。知りません。
その間でもってやってる。
②会食費
それから、飲食を共にしょっちゅうしてますね、国会があると。
これからもやるんじゃないですか、先生方。たぶんそうでしょ。
それにお金がかかってんですよ。
それは党が使うお金。
③地方議員はお金をたかる
じゃあ、個人の議員はどうか。
個人は、地元の県会議員。これらがたかりなんですよ。
市会議員。市長だとか知事とか。
それらがもうお金くれ、お金くれ、お金くれですよ。
もう地方のね、地方議員なんか減らしたらいいですよ。
国会議員の定数削減も申しますが、地方議員は何やってんですか。あんなお金いっぱいもらって。
それらが…「じゃなかったら、選挙落すぞ」って言われんですから。
うちの父が病気になっていた時に、ちゃーんと、ある新潟県知事。
今現職の議員が名前出して、逆に吊し上げられちゃったある県会議員がいます、新潟県の。
その方なんか、父が病気だというのに、県議たちを連れて目白に来て。
「奥さんカネくれ」ってうちの母に言ったんです。
親父は出したから。
私はそれ見ててお茶出して、びっくりしましたよ。
ここまでたかってんのか、地方議員は。
これ地方の人にやっぱり言って欲しいですよ。一般の人は知らないんでしょうね。
そしてうちの母は「主人は倒れておりますのでお引き取り下さい」って言いましたよ。
やっぱり明治の女性しっかりしてますよ。
花の一輪も持ってこないで、病気のとこに来て、お見舞いだって来てですね、金を出すなんてありますか。
そんななんですよ。日本人の体たらくは。
そして、「親父は金を出したり、面倒を見てくれたり就職の世話してくれたのに、なおきと真紀子はやらないから落としてやるぞ!」ってその県会議員から言われたんですよ。
で、現職の文部大臣になったから、しょっちゅう選挙区に帰って、タスキかけて運動して、新幹線取り替えてまた大臣室に行って仕事してたんですけど。
やっぱり僅差で落とされましたよ。
相手の自民党の小選挙区じゃなかったですからね。そっちにお金撒くんですよ。
「あいつら言うこと聞かないから、あの夫婦落とせ」
ちゃんと落っことされました。
有権者がそういう地方ボスたちの言うことを聞いてるからですよ。
そういう地方ボスが国会議員になったり。
政治家の秘書をやると悪いことをいっぱい覚える…お金の集め方、脅しの仕方
それから大変申し訳ないけど、今日おられるでしょうけど、秘書さんね。
秘書上がりの議員さん。
そいう人は秘書やってると、なんか悪いこといっぱい覚えるんですよね。
お金集めの仕方とかね。脅しの仕方とかね。
私は友達とか。早稲田の友達とか。全部友達に秘書をやってもらいました。
子どもたちの友達のお母様とかにやってもらいました。
プロに頼みますよ、田中議員の落選した人、死んだ人の人は「お嬢さん、私がやりますから」。
ノーサンキュー。そんなのが来ると汚れちゃう。
ところがそれがしっかりお金を取ったりするんです。
今官邸にも盤踞しているんじゃないですか。
総理が変わっても、いるんじゃないですか、ずっと。
政治を変える
官邸機密費、外務省報償費…すべて税金
官邸機密費の使い方。外務省報償費の使い方。
これ税金なんですよ。
一般国民はそんな楽な生活していませんから。
こんな使い方をしててね、何で改革をしないのかという思いが非常に私は強いんです。
で、皆さま発言をなさると思うので、私の結論だけを簡単に申しますとですね。
要するに、議員定数を減らすってことも色々言われてますし。
それからその議員の勤続ですね。通年国会にした方がいいとかですね。1年中やるとか。
色々あると思います。
それからあとは、ペーパーテストやればいいとか。
世襲議員をやめさせるべき…政治資金が引き継がれるのはダメ
世襲議員をやめさせればいい。
世襲が政治資金まで引き継いでやるからいけないんです、無税で。
世襲で出たかったらですね、うちは息子は出ませんからよかったですけど、希望してませんから。能力もないし。
みんな、親も子供も有権者も「出ろ出ろ出ろ」って言うんですよ。
うちは息子のところにも各党の党首が来て。
仕事やってるのに、仕事にならなかったって言いましたね
僕は出たかったら、北海道からでもどこからでも出るよって言ってましたよ。
みんな息子を出したいんでしょ、一生懸命。外遊に連れてったりして、色々とやってんじゃないですか。買い物させたりして。ね。
それだったらね、1回休むとか。親が北海道だったら沖縄から出るとか、東京から出るとかね。
そうやってやったらどうですか。
政治資金が引き継がれちゃダメ。
世襲でもいい議員もいます。
世襲じゃないからみんな良いとは言いません。
要するに、最初に言ったように、本人の能力、やる気。
選挙のたびに立会演説会をやる
で、1点だけ私がどうしてもこれはやりたいと思ってることがあります。
それは、選挙のたびに、地方も都知事選挙も区議会議員も全部、立会演説会をやること。
うちの父が1番言ってたのは、「あれでお父さん鍛えられた」って、もうしょっちゅう言ってました。
私子供の頃から聞いてます。
候補者が全部出るんです。2週間選挙期間があるとね、その地域の公園か何かに候補者が全部並ぶんです。3日に1回。
有権者がみんな来て集まって、「へえ、これがそうなのか」と見てね、質問するんです。
「あなた財政再建するにはどっからどうやってやりますか」とか。
それから、「COP28では環境問題こう言ってたけど、環境問題と経済成長企業どうやってやるんですか」「戦費これだけ使ってるのに。戦費使っていて、そして環境問題とバランス考えたら、環境問題やる方が安上がりで済むかもしれないのに、どう思いますか?」とかね。あるいは「同性婚、結婚どう思いますか?」
色々聞くんですよ。それ候補者答えなきゃいけません。
「分からない」とか言ってる人はダメですよ。
そういう有権者がね、見極めるチャンスをね、立会演説会で絶対やるべき。
父が一番言ってたのはもうとにかくしつこいヤツがいて。やじってやじってやじってしょうがないから、「あんたやじらないで私のこと聞きなさい!」って言うと、相手がボンボンボンボン政策を聞いてきて。
それでムキになってお父さん答えたんだよ。
そしたら相手が最後に「よし。分かった。角さん頑張れ」って言って去っていったので。
「いや~、やったな」と思ったって。
それで候補者も鍛えられるんですよ。
民主主義は言論ですから。
言葉でもって、どれだけ分かりやすく命がけで喋るかなんですよ。
政治が世界を変えるし、平和にもできる
「答弁を差し控える」議員たち
喋らないでなんですか。この最近のなんか、あのなんか変なこと「答弁を差し控えさせていただきます」。
差し控えるっていうのは、やましいから答えられないってことでしょう。
そう言えばいいじゃないですか。
国民そんなバカじゃないないですよ。
差し控えちゃいけないの。
じゃあ、国会議員になるのを差し控えた方がいいです。
いくらも候補者がいるんだから。なりたい人は。
そういうね、すっとぼけた言葉の使い方をしちゃダメ。
いつでも言ったらね、すぐ議員辞めてもらいます。
おかしいですよ。
私はやっぱり政治っていうものはすごいと思うし。
政治が世界を変えるし、平和にもできるし。
陛下が仰ってるように、日本の繁栄と国民の安寧と世界の平和。これなんですよ。
みんなやりましょう、それを。
それをやっぱり皆さんに発信したいと思って、今日こういう会合をいたしました。

コメント